日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【文型】〜べきだ・べきではない

この文型を使って意見を言ってもらうなら

今ならこれがやりやすい

 

東京オリンピック、開催するべき? 開催すべきではない?」

 

意見を言う時、まずは結論、理由、そして最後にもう一度意見。

この流れで話してもらう。

それぞれの理由をもとに意見を言ってくれた。

医療従事者の立場、選手の立場、経済的な立場

いろいろな視点で意見を言ってくれた。

偶然にもこの文型をカラーが全く違う3クラスでやった。

 

そして、ふつふつと感じる疑問が・・・

まず、オリンピック、興味ないです。

なので、どっちでもいいんです。と正直に言ってくれた子がいた。

ならば「べきだ」も「べきではない」も使わなくていいね。

 

ふーー。この文型は使わない と宣言できるようになったのは

私なりに成長。

昔はとにかく文型を使ってもらうことに必死すぎた。

 

そしてもう一つ「開催しない方がいいと思います」

うんうん、この言い方素敵だよね。

グループで意見交換して、それを発表するとなったら

いろいろな意見が出てきて

後半の子は「〜方がいいです」を自然と使っていた。

この感覚はすごいなあと思ったのに

具体的に褒めなかった・・・

と言うか、どう褒めていいのか分からなかったのだ。

 

いろんな人の立場を考えたら「べきだ」

「べきではない」なんて使えなくなるよね。

みんな優しいんだよ。

 

もっと、「べきだ・べきではない」を使える場面を考えないといけないなと

反省しました。