日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【ちょっと考えたこと】教師の話す日本語は

養成講座で勉強している時に

こんなことを言われました。

 

”教師は間違った日本語を口にしてはいけない

 それを学習者が耳にすることで

 あ、これが日本語かと無意識のうちに記憶してしまうから”

 

私はこれが結構ガツンと来たので

頑なに守っていました。

 

昨日、熱血指導で有名な笈川先生の講座を受けました。

笈川先生は間違った発音もガンガンします。

そしてその後に、日本人らしい発音をします。

落差が激しすぎて、最初同一人物が言っているとは思えませんでした。

 

文法指導で間違えた日本語を発することはあまりよろしくないけれど

発音矯正の場合は、まちがている発音もしていいんだなと思ったんです。

多少オーバーにやって、これはダメ。

あなたたちの発音がこれだよ。

正しくするとこんなに優しく響くんだよ。

対比で明らかにしないと、学生も何を言われているのかわからないんですよね。

 

 

「赤くなかった」の発音が間違えていたとしたら

赤くなかった、だけを取り上げるのではなく

おいしくなかった、おもしろくなかった、ひろくなかった

と、同じ品詞の別の単語をダダダーーーと出すんですよね。

これによって、間違えた単語のみならず他の単語も発音の仕方が違うことを

一発で認識し、正しく覚えることができます。

 

ベテランの先生って、い形容詞、な形容詞、1グループ動詞、2グループ動詞

ってすぐにパパパパーーーって出るんですよね。

これ、すごいなあっていつも思ってましたが

そろそろすごいなあじゃなくて自分もやれよって話です。

 

笈川先生の授業は 学びがたくさんたくさんあったので

また続けてまとめていきたいと思います。