日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【わたしに足りないもの】人の話をひたすら聞く

夏休み中ですが、少し会話でもしませんか〜〜?

ということで、夜に30分ほどお話タイムをすることになりました。

 

彼らは「会話力」がなくて本当にこまっているというのです。

会話力とは相手の言っていることを理解し発言し

お互いにコミュニケーションを高め、その中からイノベーションを・・・

みたいな会話力ではないんです。

 

お年寄りの言っていることがわからない。

聞き返したら怒られた。

トイレに行きましょうと言っても聞いてくれない。

 

はい、そうなんです、介護の現場でアルバイトをしているんです。

日本語の実力の問題ももちろんありますが、

人間としての対応力みたいなものも必要になる現場です。

こればかりは経験を積むしかなさそうです。

 

若い時のこういう経験はもう本当に苦しくて大変なんだけど

歳を取ったら痛くも痒くもないことなんてザラにありますからね。

 

そんなことを言ってもどうにもならないので

日本語教師である自分はどうすればいいのか?

考えてみました。

 

まずは「傾聴」を試してみようかと思っています。

とにかく聞く。聞く、聞く。

この時、聞く姿勢(ジェスチャーなど)のお手本を見せる。

相槌の豊富なサンプルを惜しみなく披露する。

語尾だけ繰り返す をやってみる。

「それから?」「それで?」「その後どうなったの?」

しつこく聞く。

 

ここまで聞いてくれたら嬉しいですよね。きっと。

よし、今度また先生に話そうと思ってくれるはず。

私じゃなくても他の人にも話してみよう、日本語で。となるはず。

 

授業じゃないから、聞くプロに徹してみる。

よし、今度はそれをやってみよう