【オンライン授業】私の気持ちをわかってくれ!:学生を先生にする
心の片隅で、学生を平等に扱わないといけないと思っていたんです。
機会を平等に、全員同じようにって。
最近やっとそれが、正義じゃないことがわかってきました。
できる人の役割を理解し
できない人への配慮をするようになりました。
__ できる人は半ば先生みたいなもん __
クラスに1人ないしは2人ぐらいいるんですよね。
授業態度もよくて、理解もよくて、反応もいい学生が。
さらにそういう学生は自分ばかりが答えたら他の人の
機会損失になることも理解しているので
やたらと自分が話すのではなく ここぞという時に助けてくれます。
ちょっと難しいことをやらせる時、まずお願いするのがこのできる人です。
頼りになります。
__ どうにもならないできない人 __
やる気がない人は言語道断、ここでは横に置いておいて。
理解するのに時間がかかり、勘がよくない人は
なんでも最後にやらせれば、みんなのを聞いてできるようになっているかというと
そうではありません。
最後の最後にあてて、きっと大丈夫だろうと思っても
「なに聞いてた?」ってくらいできないことが普通に起こります。
ここで肩をがっくり落としてはいけないんですよね。
できない人は 中盤でやってもらいます。
起承転結でいうところの「転」の扱いです。
最初の説明で理解できなかったその他の人もここでもう一度
説明を聞き、理解できることがあるから重要な役割です。
__ 中間層の人 __
クラスの6-7割がここにいます。
前置きが長くなりましたが、私はこの人たちを
先生にして自信を持たせるというのをやってみました。
なにかちょっと上手にできたらもう、その分野では先生扱いです。
例えば発音。良かったところを具体的に褒めて
「◯◯さんの後に言いましょう」とS→Ss のコーラスをやります。
いい例文を作ったら、それをS→Ssでコーラスです。
褒められてみんなの前で責任のあることをさせられたら
誰だって少しは自信がつきます。
こんなことやらされて嫌だったと思う学生もいるかもしれないけど
やって損はさせないように教師はサポートします
孤独だった オンライン授業が少しだけ
孤独じゃなくなるから もう少し続けてみようと思います。