日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【聴解】ぜんぜんできないでも一番真面目な学生:どないしよ・・・

「あの学生は耳がいいんだけど・・」

なんて会話を先生同士でよくします。

憧れの会話です。

私、まだそれわからない・・・

 

でも最近、「聴解がからっきしダメ」な学生がわかるようになりました。

なんだろうな、たまたま間違えるって感じじゃなくて

意思をもって逆の回答を選んでいくんですよ。

はっきり言ってまったく当たらない。

だからこそ、この学生はグループワークで

みんなと話すと学びが多いんです。

 

どうにかこの学生の聴解力をあげたい。

いや、もちろんこの学生だけじゃないです。

底上げしたい。

 

__ よく考えたらみんな日本にいない __

毎日オンライン授業に参加していますが、クラスの7割位が

未だ出国できず中国からオンラインで授業に参加しています。

しかも、聴解の授業は週に一回だけ。

授業では日本語を聞いているけど、日本語の耳からのインプットが

圧倒的に足りない。

 

__ 聴けない前に話せない __

N1の授業をやってますが驚くほど話せません。

多分、N4レベルの文型も使えません。

よくもまあ、N2まで合格してきたなあと思います。

日本語でコミュニケーションが取れなくても

日本語をスラスラ発音する練習が必要かもしれません。

シャドーイングをやっているクラスの聴解力が上がっていると

感じるので、シャドーイングをやりたいですが

週に1度やってもねえ・・ここは要相談です。

 

__ 予測の力を鍛える __

もしかしたら、予測の方向がいつも間違えているのかもしれません。

今まで、JLPT対策の教科書に沿って進めてきたので

解き方のテクニックばかりをやっていました。

聴解の授業で本来やるべき、前作業で予測させ

本作業で実際にインプット

それから後作業でアウトプット

この流れをやっていませんでした。

対策のストラテジーとは別に、予測する練習を

しっかりやらないといけなかったと、ここまできて気がつきました。

 

よし、次回は前作業を徹底的にやるぞ〜〜〜

 

ああ、未熟な日本語教師だ・・・

その名の通り「恥を忍んで書く日記」です。

 

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