日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【ちょっと成長】閉じられて質問と開かれた質問

いわゆる答えがある程度決まっている

クローズドクエスチョン 閉じられた質問と

なんでも答えられる

オープンクエスチョン 開かれた質問。

 

この2つの違いを理解し、コミュニケーションをより良いものにしようという

授業です。介護のクラスで利用者さんと話すことを想定して進めます。

 

__ 違いを実感してもらう __

日本語教師になってから、この2つを意識して使うようになったけど

ぼーっと生きているとなかなか意識しないものなのではないでしょうか。

ましてや、学生にとってはなんだかよくわからんけど小難しい感じがします。

 

そこで学生に聞きます。

「今日の面接どうだった?」「◯◯さん、調子はどう?」

いきなり先生が質問してくるので呆気に取られるけど

そんなことは日常茶飯事だから学生もなんとか答えます。

 

開かれた質問をした後、すぐに閉じられた質問をします。

「今日の面接は何時からだった?」「◯◯さん、熱はありますか?」

ああ、それならすんなり答えられるよって感じでスラスラ答えてくれます。

 

そして、1つ目の質問と2つ目の質問どちらが

答えやすかった?と聞いてみる。

まあ、自由人は1つ目ですなんて答えるけど

多くの人が2つ目ですと答えてくれます。

 

ああ、よかった。

 

__ 閉じられた質問のどこが悪いの? __

答えやすい閉じられた質問ですが、連続すると冷たい、機械的な印象があります。

開かれた質問と一緒に使って上手にコミュニケーションしましょう。

って教科書には書いてありますが、なかなか難しい。

 

「何歳ですか?」「どこに住んでますか?」「身長は?」「両親の名前は?」

立て続けに聞かれたら確かに 尋問か?って感じになりますよね。

これは1人だけにやってみます。

 

そうよね、なんか冷たい感じよね。

 

__ その後場面設定するが撃沈 __

調子がなんとなく悪い利用者さんに

開かれた質問と閉じられた質問を織り交ぜて納得のいく

会話を作るというのをやりましたが難しい!

一応穴埋めにはなってるけど、難しい。うまくできた人は数人でした。

 

でも、自分の質問がどちらなのかを意識することはできたんじゃないかと思います。

結果できていなくても、何かの気づきになってくれているはずです。

 

利用者さんとよりよりコミュニケーションができるように

これからも意識して、臆さず質問していってね!