日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【ちょっと考えたこと】モチベーションの維持が大変な時期

少しずつだけど暖かくなってきて

卒業式が1ヶ月後に迫ってきて

今年は入国できた外国人が少なかったので

みんな順調に就職が決まって・・・

となると、毎日の授業は否が応でもモチベーションが

厳しい状態になります。

 

卒業したら、もうみんな働くんだよ!

 ってもうアルバイトで働いてるしという感覚でしょう。

いやいや、責任が全然違いますよって言っても

それは若い人には伝わりません。

入社式でお偉い方に言われてもピンと来なかった自分を思い出します。

 

さあ、じゃあ、どんな授業をすればいいんだ??

少し考えました。

 

__ 2年間積み上げてきたものを否定せずに、否定する! __

オンライン授業がほとんどの学生だったけど

それなりにがんばって、日本語力を上げて

面接を突破し、就職に漕ぎ着けたわけで

それなりに自信があるでしょう。持っていいと思います。

 

でも、それで満足しちゃいけないんだ。

なんとか通じるようになって、通じなかったらスマホを取り出して

なんとかする。生きてはいける状態にはなっている。

 

そこからあと一段上に上がって

日本語を使ってコミュニケーションができて喜んでもらえた

喜んでもらえたことがわかった。そしてこちらも嬉しかったことを伝えられる。

そんなQOLをあげるための日本語のレベルアップを目指すためには

今のままじゃダメだということに気がついて欲しい!

 

__ 発音をなおしてみようか __

今まで2年間通じてるし、おかしいなんて言われたことないし。

ときっと思いますよね。

でも、もっと発音を聞き取りやすいものに変えたら

日本語の先生じゃない、普通の日本人の人にスムーズに通じるよ。

(まあ、わかってもらったらそのレベルに応じて相手も

 気兼ねなくベラベラしゃべってくるんだけどね)

 

アクセントを1から10まで直せとは言わない。

せめて長音をしっかり伸ばす

促音をしっかり保つ

助詞が異常にボリュームアップするのを直す

これだけでも大分変わると思います。

 

よし、やるぞ。次の授業で聞きやすい日本語に変えていくぞ!