日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【日本語教師のいいところ】なんだかんだで仕事に区切りがある

卒業式が終わりました。

最後の最後までオンライン授業でしたが

卒業式はちゃんとできました。

 

卒業式前のオンライン授業なんて

集中力はないし、必死さもないし

それはそれはやりにくかった。

だからこそ?卒業式の晴れ晴れしさは半端なかった!

 

学生たちはいつもと違ってビシッときめてきて

みんなでワイワイ写真を撮っています。

写真を撮る時だけは静かにマスクをはずして

可愛い顔、かっこいい顔がきちんと写真に収まっています。

 

先生ありがとうございました。って花やプレゼントをもらいました。

「わ〜〜ありがとう!!」

花はもちろん、嬉しいけどみんなの気持ちが本当に嬉しい。

きっとみんなで相談して、何を買おうか

いくらにしようか

そしてみんなから集金して

異国の地で花束を買って当日会場に持ってきてくれる。

全部日本語でやるわけです。

それをやり遂げたみんなは、本当にすごい。

さすが卒業生です。

 

ああ、みんな留学して日本語学校を卒業するんだな。

かれらの人生のひとつの区切りに立ち会っているんだな。

普通の人は、自分の子供の卒業式だけでしょうが

教師という職業はこの卒業式になんども立ち会うことができます。

 

まさに門出を祝う。

自分の子供だとこんなに大きくなっちゃってとか

感情が忙しいですが、教え子の卒業式は

「祝う」という純粋な心で参加できます。

と、思えるのは冷静になった今だから。

当日はみんなと写真撮ってわ〜〜、あ〜〜〜って

あっという間に過ぎてしまいます。

 

来年は「おめでとう」「よくがんばったね」「これからも応援しているよ」

と、しっかりと門出をお祝いしようと決めました。