日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【文型】いただきます、くださいます、やります

みんなの日本語41課です。

この課はいわゆるあげもらいに 敬語の表現が加わります。

一瞬でも気が緩むと自分もわけわからなくなっちゃう

恐ろしい課です。

 

もらいますは「いただきます」

目上の人からもらう場合は「いただきます」

これは簡単です。

社長におみやげをいただきました。

先生に発音を直していただきました。

物でも恩恵でも同じです。シンプル!

 

くれますは「くださいます」

私はどうも、この「くださいます」が苦手です。

だって使わないんだもん。

ついつい

先生から本をいただきました。

とか、口をついて出てしまいそうになります。それをグッとこらえて

「先生が本をくださいました」と迷いなく言わなければなりません。

これが、本当に本当にしんどい。言えない。

「先生が発音を直してくださいました」

これも淀みなく言えるように事前に練習することが必要です。

 

あげますは「さしあげます」 そして「やります」もあります。

社長に資料をさしあげました。

これはギリギリ言えるかな。いや、言えないかな。

だって、さしあげます ってめちゃくちゃ言いにくいですよね。

これも授業前に言えるようにしっかり準備です。

 

そして、さらに言えない言葉が出てきます。

口が回らないというよりかは、実際に使っている人に出会わない問題です。

孫にお年玉をやりました。

妹に本を読んでやりました。

いやいや、今どき言わんやろ。

 

この「今どき言わんやろ問題」はどう向き合うべきなのでしょうか。

そんなこと、微塵も考えず走り抜くべきなのか

教えた後で言ってる人はほぼいないよと伝えるべきなのか。

少なくともJLPTでこんな感じの問題が出てきているのを

見たことがありません。

 

引き続き調査いたします。

 

今日は板書を消しません

それでもなくても混乱する課ですから

入念に板書計画を立てます。

そしてその通りに板書します。

ちょっと時間はかかりますがここは我慢のしどころ。

しっかり書けば、学生はことあるごとにチラチラ見ています。

ああ、書いてよかった。

消さなくてよかった。

 

混沌としたけれど、まあがんばったのではないだろうか。

少なくともわたしの撃沈感はなかった。

明日また、復習してみます。