日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【日本語教師あるある?】いいなあ、日本語だけで

コロナによるテレワークで夫婦共に家で仕事をしています

だんなさんはほぼ会議だし

私は授業でずっと喋ってるので、別々の部屋でパソコンの前に座っています。

 

だんなさんが仕事でしんどそうな時って

大体「英語でのプレゼンがあって・・・」だの

「英語で仕切らなくちゃいけなくて・・・」ってやつです。

英語ができるわけでもないのに英語だし

管理職だし、自分より喋れる部下いるし

大変そうです。

そこで彼から出た言葉が。

 

「いいなあ、日本語だけしゃべってればいいんでしょ〜〜」

 

これには思わず夫婦で大笑いしました。

まあ、確かにそうだわ。

母語で仕事できるなんて、ある意味、ラッキー。

ウルトラ前向きな考え方です。

 

母語だからこそ、違いが説明できない苦労とか

母語だからこそ、どうやって覚えればいいのかとか

母語だからこそ、そんな使い分けは雰囲気だよとか

母語には母語の苦労があるんじゃい!

 

で、ここから先は少し考えたこと。

例えばN2の読解とかやると、すごく難しけど

ほぼ、100%間違いなく速く解くことができて

「あれ?私優秀?すごい?」と思う瞬間があるんです。

これは、日本語教師になりきれてませんね。

 

解きながら、「ここがポイント」「ここを抑えれば解ける」

「ここはみんなが間違えやすい」ってところを即座に見つけていかなければいけないんです。

純粋に解いている場合じゃないんです。

こんな当たり前のことを意識していないことに気づいた次第です。