日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【ちょっと成長】流れるように復習をぶち込む!

日本語教師は、日本語をどんどん教えるのが仕事ですから

毎回毎回、新しい文型や、単語を導入、練習、運用と

必死になって教えています。

しかし、ある時ふと思うんです。

この時間が終わった後に、果たして使ってくれるのか?

 

使ってくれたらいいなあと祈るのが日本語教師の仕事ではない

ということに、ようやく気がつきました。

いや、前から言われてましたよ。

既習文型を織り交ぜて練習を構成するようにって。

意識してましたよ、もちろん。

でも、今日私は

 

「うぉーーーこの前習ったあれを使えばいいんじゃないか??」

という流れを作ることができました。

 

[日本語で何と言いますか?]を前回勉強しました。

今日は[中国から来ました]を勉強します。

そこで[北京から来ました]を文字で提示したんです。

 

すると、

”あれ?Beijingってなんて読むの??”という空気と、

ええ??どうすんの?

ああ、どうしよう・・という混沌とした雰囲気。

ここで、私はあえて黙っておきます。

 

ここで勘のいい学生がいれば、あ!

「Beijingは日本語で何と言いますか?」が出るわけですが

今回は無理でした。

前回勉強した時のパワーポイントをそっと提示します。

 

”あ!!これを使えばいいのかも”

と気がついた学生がモジョモジョと言い出すわけです。

私「え?」

勇気を持った学生が切り込みます

「Beijingは日本語で何といいますか」

『ぺきんです』

 

続いて上海でもやります。

これは中国語も日本語も「シャンハイ」

ウケます。きっと記憶に残ります。

 

今回はたまたま思いつきで既習をぶち込むことができました。

これからは意識的に、既習をぶち込むをやりたいと思います。

でも、これってそれぞれのクラス、教科書で頭の中に入っていないと

いけないから案外難しい。

でも、それをやってこそ、プロなんだと思う。

がんばろう。