【文型】〜場合は
みんなの日本語45課「場合は」
本日、2度目です。リベンジです。
前回は「場合は」を勉強するのに、導入やら接続確認やら
ありとあらゆる場面で「場合は」を使い反省しました。
今回、私が注意したこと。
1 「場合は」はあまり良くないことが起こった時に使う
2 日常で起こりうる場面を考えて学生が困った時のことを話す
そして今回の授業で足りなかったことが以下の通り
ダメ1 後件は解決策と勘違いしている学生がいた
ダメ2 結局 「〜とき」と何が違うんだ?という疑問が湧いたころで授業終了
ダメ3 熱がある場合 熱が出た場合 えええ??どうして??
順を追って整理します。
1「場合は」あまりよくないことが起こった時に使う
学校におくれる場合は 連絡してください。
学校に行けない場合は 連絡してください。
在留カードをなくした場合は 連絡してください。
この3つの例文を提示して、どれも嬉しいことじゃないよね。と
説明しましたが
いくつか起こる可能性のうちの1つ
というニュアンスを出した方が良かったような気がします。
色々ある可能性の中から一つのことを言う時、
それは何かしらアクションが必要なことを言うので
結果、ちょっと悪いことだったり、アクシデントだったりします。
2 日常で起こりうる場面を考えて学生が困った時のことを話す
火事の場合は、交通事故にあった場合は
起こる可能性が低すぎました。
そんな番号覚えたって、日本語話せないし。
スマホの充電がなくなった場合は
とか
財布を落とした場合は とか
もっと起こりそうなことを考えた方がよかったです。
そしてここからが私の猛烈な反省です。
ダメ1 後件は解決策と勘違いしている学生がいた
そうとも限らない。
その場合は とか この場合は とか
それぞれの時にどうするかを述べるだけで
それに対する解決策を言うという文型ではないんですよね。
でも、みんなの日本語の文型が 後件=解決策
もしくは 後件で「どうすればいいですか?」の練習があるので
そう理解されてもおかしくありません。
熱がある場合は学校を休みます。
せきが出る場合はマスクをします。
熱がない場合は学校にきてもいいです。
こんな感じでそれぞれの「場合は」みたいにして作ってもらってもよかったのかなと反省です。
ダメ2 結局「〜とき」と何が違うんだ?という疑問が湧いたころに授業終了
辞書形とた形を使い分けるために
____とき_______
の復習をしました。
家を出る とき いってきますと言います
家に帰った とき ただいまと言います。
みんなの日本語23課なので楽しんで復習しました。
で、その後にもう一度「場合は」を練習。
練習しているうちに、あれ?「とき」でもいいじゃん感が出てきてしまいます。
実際、みんなの日本語に出てくる例文は全て「とき」に置き換え可能です。
最後に「場合は」使える?クイズを3問出して
場合はに置き換え不可能な例文を出しました。
実際に起こったことには使えない。
現実不可能なものには使えない。
ラッキーなことが起こった場合 には使えない。
↑使ってるじゃん!笑
「〜とき」置き換えについてはこれ以上つっこむと教師の説明が長くなるので
できれば避けたい、でも説明も必要。悩むところです。
ダメ3 熱がある場合 熱が出た場合 えええ??どうして??
熱がある場合はお風呂に入らないでください。
熱が出た場合はお風呂に入らないでください。
ん?わからん・・・
これならわかりやすい。
朝ごはんを食べる場合は連絡してください。
連絡する→朝ごはんを食べる
朝ごはんを食べた場合は連絡してください。
朝ごはんを食べた→連絡する。
私が今出せる結論は
「熱とお風呂の例文はやめた方がいい。」
情けない・・・