日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【文型】たとえ〜も

たとえ明日世界が終わるとしても 今日を普通に過ごそう。

の、「たとえ〜も」です。

接続が少々難しいですが、N2のクラスなのでその辺は余裕でした。

 

問題はこの、たとえ(こんな条件があったとして)も・・・・

前件と後件がしっかり合わないことが出てきます。

*たとえ明日雨が降っても寒い

  

少々の混乱があるのでこの文でグループで話してもらうことにしました

「たとえどんなに_____も彼/彼女と結婚したい」

「たとえどんなに_____も彼/彼女とは結婚したくない」

 

__ ストーリーを作って貰えばよかった・・ __

若干の混乱はありました。

「たとえどんなに貧乏でも彼と結婚したくない。」

 

『私だって結婚したくないですよ〜』

って言ったら、あ!って感じで気がついてちゃんと

「たとえどんなに貧乏でも彼とは結婚したくない」

 

そこですかさず

『どうして?』って聞くと言葉に詰まるんですよね。

例文をきちんと作った時点で終わっていました。

 

貧乏な彼と何があったのでしょう。

どうしてそう思ったんでしょう。「たとえ〜も」を使うほどに結婚したい理由は

なんなんでしょう?

きっとそこには物語があるはずです。

それも含めて考えさせるべきでした。

 

彼は今、役者を目指して勉強している。

生活はとても苦しい。でも、彼には夢がある。

そんな彼の夢を支えたいから

私はどんなに貧乏でも彼と結婚したい。

 

このくらいの文は作れたはずでした。失敗した・・・

ちゃんとオチをつけてくる学生が多いクラスだったから

尚更だ。

失敗!!