日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

 【私の授業は合っていたのか間違っていたのか・・】聞き返しの表現

ビジネスマナーとルールについて授業をすることに。

まずは、今の仕事や日常生活で日本人と接していて

「困ったな」「自分の国とは違うな」と思ったことを

グループで話し合ってもらいました。

 

ちなみにクラスはN3、N2の合格者が混在しているクラスで

やる気もあるし、バイトも頑張っている学生さんたちです。

 

発表してもらうと

「分からない言葉がたくさんある」「若い人の言葉が分からない」

「略す言葉が分からない」

とにかく単語が分からなくて困っているとのこと。

 

「分からない言葉が分かるようになった自分に拍手」(ぺこぱ風で)

前後の文脈で想像するにも限界があるようです。

 

私『じゃあ、分からない言葉があったら、なんて聞きますか』

「すみません・・・◯◯ってどう言う意味か教えていただけませんでしょうか?」

完璧!

でも、それじゃあ、会話が流れている時にこのセリフを差し込むのは

かなりのパワーが要ります。

 

もっと、簡単に聞くとしたら??

「◯◯って・・・・・・・?・」

この言い差し表現でいいと思うんです。

なので、私はこれを教えました。

単語の全部が聞き取れなかった場合は

「◯◯(聞こえた部分だけ)何とかって何ですか?」

例)ぺこ何とかって何ですか? →ああ、ぺこぱね。お笑い芸人だよ。

 

これを普通のおしゃべりの間にポンと入れる練習までしました。

すごくラフな言い方だけど、日本人だってこんな風に

聞き返してますよね。

 

正しい言い方よりも

分からないことを分からないままにしないことが大切。

だからこの聞き方は私からの卒業のプレゼントです。

と言いました。

 

合っていたのか、合っていないのか・・・

どう思いますか?

 

+読者になる