日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【大反省】めちゃめちゃ流暢、日本語じゃないけど「日本語にない名詞」

夏休み前ということでリラックスムードと言えば聞こえはいいですが

気が抜けている学生もいたりするこの時期の授業。

グループワークで楽しい活動をします。

 

読解で文を読んだあとに

「あなたの国で特別な日に食べるものはありますか?」

という活動をやりました。

どんな食べ物か説明を考えて発表します。

 

そんなわけで今日は国籍ごとにグループを作り

発表してもらうことにしました。

 

中国はいいんです。

自分が住んでいたわけで、ああ、あれだなと思ったら

すぐに日本語での発音を紹介します。

日本では「げっぺい」と言いますよ。と教えられます。

 

問題は中国以外です。

学生(写真を見せながら)

『これはモンゴルでお正月に食べる%#&*#です・・・』

そうです、この肝心な名前の部分がめっちゃ流暢な母国語なんです。

もはや私の耳ではカタカナに変換できないほどの発音なんです。

学生も日本語の名前がわからないし、しょうがないですよね。

 

今回はこの問題が発生することをすっかり忘れて

時間がギリギリになりこの問題を解決せずに終わってしまいました。

 

時間を作ってしっかりと解決する。

日本語の名前があれば、それを紹介すればいいと思います。

中国語では「ダァンダンミエン」だけど日本では「タンタンメン」だよ。

まあ、大抵このパターンは失笑されて一瞬あれ?と思うんですが

堂々と紹介します。この先日本での生活できっと役に立つから。

 

問題は日本にその名前がない場合。

その場合は音をカタカナで表現した物が名前になります。

だからこういう国のものを紹介するという時には

①名前をカタカナで書いてみる

②それを発音する

この2点を押さえなければいけませんでした。

 

そして、「フォーです、日本のうどんのような食べ物です」

とか

「これはヘビンボーブです、小麦粉から作られたお菓子です」

のように、ある程度なんだか分かる表現をしてもらう。

そうすると聞いている方も、麺なのかお菓子なのか餅なのか

ある程度想像ができます。

 

ああ、失敗。

これをきちんとやっていれば、彼らが日常生活で

日本人とコミュニケーションする中で

なんかよく分からないなと思われて会話が終わらずに

会話を広げられるんですよね。

 

会話を広げられたら、たくさん話して

日本人も学生もうれしいものです。

このうれしい瞬間をたくさん作れるように

授業しないといけないと反省しました。