【オンライン授業】あたしはYouTuberじゃない!:受け身の態度は許さんぜよ
日本語教師になって1年半、その大半をオンライン授業で過ごしています。
「早く教室授業に戻りたいですね」なんて会話もありますが
私は正直、教室に戻ってちゃんと授業ができるのか不安しかありません。
いつになるか分からない教室授業の不安を抱くより
今のオンライン授業を良くして行くことが今の私の最大の課題なはず。
__ オンライン授業は教室授業の代わりではない __
教室でやることをそのままオンラインでやろうとしたら無理があります。
これはまったく別物だという考えで授業を進めていかなくてはいけないと
思いつつも具体的なアイデアはなかなか浮かばない。
心掛けとして学生一人一人と 1対1のつもりでやるようにしています。
とにかく、何かにつけて名前を呼ぶ。それだけでもだいぶ違います。
__ ブレイクアウトで容赦なく考えさせる __
私が 一方的に説明するよりも遥かに頭に残るのが学生同士の学び。
ちょっと難しいかなと思う課題をグループワークで考えさせます。
最初はシーンとしていたり、何から話していいか分からない学生たちも
回を重ねるごとに要領を得てきてすぐに話始めることができるようになります。
でもまあ、開始直後に見に行くと「先生、なんて言ってた?」「多分これじゃない?」
「いや、こうじゃね?」みたいな理解のすり合わせから始まってますが・・・
__ 話し合うだけじゃなくて、アウトプットまで到達させる __
今回はグーグルフォームを使って話し合ったことを 提出してもらいました。
これは中国にいる学生はできないので、日本にいる学生が代表して作業します。
今まで完全に受け身だった学生も、授業の態度は激変します。
なにせ代表ですから。
代表を経験すると、それに協力的な人がいかに有難いかを知ることにもなります。
次からのグループワークでも頑張ろうと思うはずです。
この代表をできればクラス全員に体験してもらえばと思っています。
難しい内容になると、話し合うにも時間がかかってしまい
自分がさぼっているんじゃないかという錯覚に陥り
罪悪感を感じますが、そこはブレイクアウトをグルグル回って
ヒントやアドバイスをしていきます。
このアドバイス、また別の機会に掘り下げて考えていきたいと思います。
こんな授業をすると終わったとき
「ふーーーー」って雰囲気と大きな声の「ありがとうございました〜」
が出るようになりました。前よりは少しはよくなっていると思っています。