日本語教師の日記

忘れてしまいたいけど、忘れたら成長できないので恥を忍んで書く日記

【ちょっと考えたこと】日本語が話せるようにならない日本語学校

基本、ポジティブシンキングなので

否定的な意見とかは「何か個人的な恨みでもあるのかな」

って感じで聞き流すことが多い私ですが

よく耳にするフレーズがあって気になっていました。

 

日本語学校で勉強したのに、日本語が話せない留学生」

 

いやいや、まさか。

週5日、半日学校に行って話せないなんてあり得ないでしょ。

しかも2年間ですよ。

さすがに週5、4コマ、2年やったら話せるようになりますよ。

特別にやる気にない不良学生のことなんじゃない?って思ってました。

でも、残念ながら事実であることを知りました。

 

ただし、条件付きです。

「学校によっては 話せるようにならない日本語学校もある」です。

 

私が体験した卒業式の話

日本語学校を複数掛け持ちしているので卒業式シーズンになると

連日卒業式ってことになるんですがここでその違いがはっきりとわかります。

 

「先生一緒に写真撮りませんか?」

「先生一緒に写真撮ってください。」

「先生2人だけで撮ってもいいですか?」

なんて言う学生もいます。

嬉しいし、みんなの成長に頬はゆるみっぱなしです。

 

しかしながらある学校は

「先生、写真」

しか言いませんでした。

ちなみにN1のクラスでした。

 

日本語学校にはいろいろな留学生がいます。

どうやら進学を目指す学生は日本語学校では

日本語が喋れるようになることより

まずはいい大学(この言い方嫌いだけど)に合格することが

至上命題のようです

そうなってくると会話なんてどうでもいいんです。

JLPTに合格する、EJUで高い点数を取る

これが大事になります。

 

この違いがはっきりわかるようになった今、思うことは

『私は日本語を話せるようになる授業をしたい。』

そのためだったら一生懸命準備して、工夫して、頑張れます。

でも、それ以外にはモチベーションが低空飛行です。

学生のモチベーションも低空飛行ですし。

 

日本語教師3年目

3年の経験期間が済んだら、自分のキャリアを変えていこう

そう思う今日この頃です。